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守護霊様

2000/04/18


自分の名前は、昌義(仮名)と言います。

自分一人しかいない場所なのに、ハッキリと普通の大きさで

「昌義。」

と呼ばれることがよく有ります。
左耳からだけですが。その声は、おやじの声であったり、先生の声であったり聞き覚えの有る声の様ですが、周りに誰も人がいなくても耳元に口を近づけてしゃべっている様に聞こえます。

一番多いのは、風呂に入っているときです。
部活でくたくたになって帰ってきた時など、湯船に浸かりながら眠ってしまうことが有りますが長時間眠ってしまった時など

「昌義!」

と起こされます。そういう場合は、お湯も冷めて体が冷え切った様な場合に多くあります。

自分は電車通学しているのですが、友達と遊んでいて最終電車で帰った時に不覚にも眠ってしまった場合など、目的の駅に着いた時点で

「昌義!」

と呼ばれて ”はっ”と して目が覚め、当たりを見回すと誰もいない。
ホームを見ると目的の駅に到着していてあわてて降りた事も何度も有ります。

一度、住宅街の小道を歩いている時、

「昌義!」

と呼ばれた事ががありました。
いつもは、寝ているときが主なのですがその時はしっかり起きていて歩いていました。

「おっ?」

と思って立ち止まり周りを見回しますが何もありません。
再び、進んで行くとその先の十字路で自動車の出会い頭の事故が有りました。
あそこで一瞬立ち止まらなかったら、その事故に巻き込まれていたのは明白でした。

あの声は、守護霊の声なのでしょうか。自分をかげながら守ってくれているのでしょうか。

しかし、自分のオートバイで転けて入院したこともあります。