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16話



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底冷えのする寒い夜でした。

翌日の期末試験の為、コタツに入って勉強をしていました。
疲れたのでコタツに入ったまま仰向けになり のび をしたりしていました。
両手の平を枕にして、しばらく天井を見ていました。

部屋は2階です。丁度、頭のほうに窓が有り、1枚の横幅が90cmのものが2枚の透明なガラスです。

そのままの体制で顔だけ窓の方に向けました。 すると、拳を握って万歳の格好をした”鬼”が窓の下から、”ズンズンズン” と言う感じで出てきて、そのまま窓の上方へ通過しました。
私は、唖然としてその光景を見ていました。
我に返った私は、

「今のは、鬼だったよな」

などと確信しながら、怖かったのですがその窓から上の方を見ました。

だがそこには、夜空しか有りませんでした。

何だたのでしょう。節分の時期ではありませんでした。