戻り


世界で二番目の男

不思議な夜

娘 続編

お墓参り

ジョギング

心霊写真

山の怪

火の玉

狸囃子

老犬

あぜ道

謎のおじさん

監視所

旧天城トンネル

すりガラス

お稲荷さん

新居

冷川峠

一杯会

海水浴

亀石峠

カーブミラー

カミナリさま

懐中電灯

燃料タンク

錦が浦

お化けだよ 

たぬき

葬式

宇佐美峠

見知らぬ町並み





へ戻る









2話



Package 10

Package 9

Package 8

Package 7

Package 6

Package 5

Package 4

Package 3

Package 2

Package 1

不思議話へ戻る


宇佐美峠

 


伊豆半島を東周りで南に向かう時、必ず通る峠があります。その峠は、宇佐美峠と言います。

熱海から伊東へと向かう時通る峠となります。 この峠は、国道135号として伊豆に遊びに行く車で混雑するのですが、平日の夜中は車がほとんど通らず断崖絶壁に沿って通行する峠道です。

この峠を夜中、伊東へと向かっているときの話です。

大きなヘアピンカーブをいくつか通り過ぎ、何気なく車の右側の窓外を見ました。”あ!子供が走っている”。

私の見たものは、車と平行して走っている小学生低学年位のの子供でした。 時間としては、0時を過ぎていたのですが”可哀想だから乗せていってあげようかな”などと思いました。

だがよく考えると時間も時間だし、車と平行して走ってます。
冷静に考えておかしな事に気づき、”げ!やばい”。 だが、目は釘付けです。
その時、その子供は私の方に顔を向け、”に!”と笑いました。 私は、パニックになりした。

前を向くと、きついカーブに差しかっかていていました。
ガードレールが目前に迫っています。

どうにか激突を回避し、再び窓の外を見ましたが先ほどの子供は影も形も有りませんでした。

<Y.Nさん>