戻り


夜の小学校

非常階段

私を見ている

霊現象にはまる方位

赤いTシャツ

GodBlessYou

金縛り

釣果良好

岩場

クラブのOB会

七不思議めぐり

砂埃

誰もいない神社

思春期

ツインルーム

鈴の音

隣の部屋

二階の台所

わかっていた事。

義母

キツネでしょうか?

トンネル

男の子

義父

お別れの・・・

学校の肝試しで・・・。

神隠し

光玉

黒いパンプス

生き霊

修学旅行

日本人形

黒い影の正体 





へ戻る









296話



Package 10

Package 9

Package 8

Package 7

Package 6

Package 5

Package 4

Package 3

Package 2

Package 1

不思議話へ戻る


わかっていた事。

2003/01/24


等々・・・そのときが来てしまった。それは私にはわかっていました。

妹には小学生になる娘が居ます。
とても素直な心優しい子です。
その子がまだ3歳になるかならない時に事件が起こりました。
妹が子供を寝かそうとしたとき子供が天井を見て

「ほら・・あそこ・・・」

っと指を刺すのです。

「どうしたの?」

っと聞くと

「お友達」

っと一言・・・・。

「誰なの?」

っと聞くと

「チカチャン」

っと言ったそうです。
その子はいつも妹の子供の側にいて一緒に話をしたり、遊んだりしていました。
妹は子供のときの一人遊び・・・っと思っていたそうですが、私には実際に見えてい
るように感じました。

「ねぇ・・・どんな子が見えるの?・・・今何処に居る?」

っと私が質問してもハッキリと

「今はいないよ!、いつも飛んで来るんだよ」

っと言いました。
妹が目を離したすきに隣の部屋から笑い声がしたのでそっと見ると誰も居ない部屋で
妹には見えない誰かと子供が話をして、笑い、遊んでいたそうです。
遊び終わると天井を見て

「バイバイ・・・またね」

っと言っていたそうです。
それから月日がたち・・・・妹の娘も「チカチャン」のことは見えなくなったようで
話をしなくなりました。
それが・・・妹が台所で夕食を作っていると

「ぎゃ!!!!」

っと言う声と共に娘が泣きながら飛んできたそうです。
「どうしたの?」
「誰かが・・・誰かが・・・」

パニックになっている娘を宥めながら

「落ち着いて話をして?」

っと言うと

「TVを見ていたら後ろに人が居ると思って・・・振り向こうと思ったら・・・耳元で
”ハァァァ〜”って声がした!」

っと泣くばかり・・・妹は怖いのを我慢し、隣の部屋を見に行くと誰も居ない。
しかし部屋に入ると体全体に鳥肌が立ったそうです。娘は

「あのね、今まで言わなかったけど、今回だけじゃないの・・・夜中に目がさめたら
あそこの洗面台に女の人が立っていたし、TVを見ているといつも誰かが後ろに居る
ような気がしてた・・・変な白い煙もなんども見た」

っと言い出しました。妹の娘は親に心配をかけたくない・・・っと言う気持ちと
錯覚・・・っと思いたい気持ちで複雑な心境だったのでしょう。話をした後に

「もう、このアパートから出ようよ」

っと言ったそうです。

妹も今日、この話をしながら真剣に対策を考えていました。
私や、母方、叔母・・・・血筋でしょう・・・・霊感の強いのは・・・これだけはど
うにもできないことです。

慣れる、理解する・・・・・これしかないのです。


<kazuさん>