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プロペラ機

2000/04/04  


模型屋で売っていました。

ゴムを動力としたプロペラ機です。プロペラをぐるぐる回してゴムを巻き上げ頭上に掲げてそっと前方に押し出すように手を離せば上昇して行くと言うものです。

当時、100円位で売っていました。勿論、自分で組み立てます。
竹籤とアルミの筒、背骨となる30cm位の1本の木の棒、プラスティックのプロペラとゴム、そして、羽に張る絵の描かれた紙が一組となり長細い紙の袋に入っていました。

当時のものは、羽の部分になる竹籤が一本の真っ直ぐな棒状となっているのでろうそくを灯し、竹籤の真ん中をその火で焙って少しずつ曲げてゆきあのカーブを作りました。
幼少だったので近所のお兄さん達に教えて貰いながら作ったことを覚えています。
アルミの筒も長いものが1本入っていてはさみで切っていました。
その後のものは、羽になる竹籤のカーブの部分が最初から曲げられていたと思います。

竹籤を曲げ各パーツをアルミの筒で結合して骨組みが完成します。
プロペラ、ゴムを装着して最後に鼻の部分に紙を貼ります。
私が一番苦手だったのはこの紙貼りでどうしても破けてしまい悔しい思いをしていました。

最初は、重心がうまく取れていないので右へ曲がったり左絵曲がったり、手を離した瞬間に地面に落ちていったりと失敗していましたが、回りのお兄さん達に少しずつ調整して貰って真っ直ぐ空高く舞い上がった時の感動は今でも覚えています。

自分が作成に慣れてくると自分がして貰った様に近所の年下の子供らに得意がって講釈をぶっていました。

現在でも同じ様なものが売っていましたが、これはただ組み立てるだけで失敗が無く誰でも同じように作成することができる様です。

でも、やはり当時のものの様に失敗しながら学んでゆく、教えて貰いながら上達してゆくスタイルが懐かしく思われます。