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13話



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憩いの場

 


小学校当時の憩いの場所は、駄菓子屋もそうですがそのほかに子供向けの食べ物屋があります。

焼きそば、お好み焼き、かき氷、ところてん 等が有りました。その店は、6畳くらいの大きさでした。

焼きそばは、10円から購入で20円くらいまでは、紙に焼きそばを盛って食べることになります。箸も無し。
30円くらいから、皿に盛ってくれますが、当時の小遣いは20円位なので、色々食べたいので、10円の焼きそばとなります。
焼きそばと言っても、焼きそばの麺のみを炒めて水で薄めたソースで味付けしてあるだけのものです。
でも、おいしかった。

次は、持ち金によっての選択商品になります。 1つは、お好み焼きとなります。
水で溶いた片栗粉みたいなものですが、水の様に薄いもの(もんじゃ焼きみたいなもの)が大きな陶器の壺に入っています。
それを、かき氷のシロップをかけるときに使う柄の長い柄杓のようなものですくいます。
10円で2杯取れます。これを、子供が自分で油を引いて焼きます。
当時の子供は、一部を除いてこのルールをきちんと守っていました。油を引いた上に、お好み焼きの元を垂らします。
ある程度固まって、焼く場所に設置してある水で薄くしたソースと青海苔で味を調えます。使い放題でした。
但し、常識的な一線は越えませんでした。これは、関係ない周りの子供が監視していて、ある枠を越えると、店のおじさんに報告する暗黙のシステムとなっていました。
見つけた子供はおじさんから、焼きそば(10円相当)の景品を貰い悪い子は怒られます。

もう一つは、かき氷です。これは、おじさんが作りますが、最中の皮の様なものが皿となるので早く食べないとグチャグチャになってしまいました。

最後の1つは、ところてんです。
大きな容器に小さく切ったところてんが入っていて、各人10円を払った後、おもむろにその水の中に手を突っ込んでところてんを取り出し、ところてんを作る容器に入れて

「えい」

と言う感じで、押し出します。
そこに、酢と醤油をかけて食します。 これも、美味しかったです。が、今考えると、手も洗っていない汚い手を無造作にところてんの入っている容器に入れるのですから ばい菌の巣窟だたはずです。

また、ある噂があり、私も確認しました。それは、店のおじさんがトイレに入っても手を洗わず色々なものを調理していたことです。

それほど不衛生な店ですが、私を始め友達で腹を壊すものは余りいませんでした。中には、腹痛なった子もいましたが。
その後、その店の不衛生さが暴露され学校、親たちから入場禁止の通達が出ていました。(確かに物凄く不衛生でした)

でも、通達後も、その店は大繁盛でした、子供達が減る様子は一向にありませんでした。

その場所は現在、床屋になっていました。あの、焼きそばをもう一度食べてみたいと思います。