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霊安室にて

2002/11/12


投稿をさせて頂きます。

今年の5月下旬に私の親友のお母様が以前から患っていた病が悪化した為、 救急車で運ばれたと連絡を受け、急遽友人宅へ向かいました。
もちろん泊り込みでと思っていました。
それから数日間、私は友人宅で留守番をしていました。(自営業だったので)

その日はたまたま私の運転で友人を乗せ、病院に向かう事になったのです。
そしてその日の午後にお母様は息を引き取られました。
私も子供の頃から家族同様に可愛がって頂き、女性としても尊敬していた方だったので そのショックはかなり大きかったです。
その日病院に居合わせたのは、友達の家族と私だけでした。
そして、お母様は死化粧(?)を済ませ、霊安室へと運ばれて行きました。

病院の方の案内に従いお母様が眠る霊安室へと向かいました。
でも、お母様の姉妹を含め、親戚の方が一人もいない“家族だけ”だったので、 何となく気が引けて、その部屋の敷居をまたぐ事ができずにいました。
その時『中にお入りください』そんな感じで背中を押されました。
それでも泣き崩れる友人とその家族の皆さんを見ていると中に入れないでいました。
すると又、背中を押されたのです。
その時、部屋になかなか入れないでいた事を 案内の方に詫びようと振り向いたのですが、そこには誰もいませんでした。

「あぁ、ママが(私もそう呼んでいたので)遠慮しないで入って来てって言ってるんだ」

と妙に納得し、私も部屋に入り、お祈りする事ができました。
常日頃、

「Y子ももぅ家族みたいな者なんだから、遠慮なんてしなくっていいのよ」

そんな言葉が鮮明に頭に浮かび、涙がとまりませんでした。


<匿名さん>