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丑の刻参り

2002/05/31


小学校の頃の忘れられない思いです。

夏になると朝早く、まだ暗いうちからカブトムシを捕りに裏の山に出かけます。
友達と誘い合って真っ暗な山道を登って行きます。
途中、神社があるのですがその神社の裏の少し上に秘密の場所がありました。
友達3人ともクワガタやカブトムシを取り終えた頃でも まだ、薄暗い闇が広がり、東の空がほんの少し紫色になりだし時です。
一人が駆け寄ってきて、声を殺して、

「まあちゃん、あそこ..」

そこには、白装束の男の人が山道を下っていく光景でした。
我々は、道から10メートルも離れたていないのですが 林の中にいた為、相手は気が付かないようです。
そうです。
丑の刻参りの格好で歩いている男の人です。
時間にしては全く違った時間帯ですが間違いなくその格好でした。
友達の一人は、確かに木槌を持っていた。と言いはります。
自分も尋常でない雰囲気を感じました。

今でも思い出すその顔は、正気がないうつろな目をしていました。
午前5時になるちょっと前と思いますが、その時間の丑の刻参りって 効果があるのでしょうか。

<まあちゃん>