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告別式

2002/01/22


こんにちは。お久しぶりです。

またまた祖父の話になってしまうのですが、前回「訃報」を投稿させて頂いた後にま た不思議な体験をしたので投稿する事にしました。
今回も怖いというより不思議な体 験でした。
長くなってしまうのですが・・・。

前回の夢を見た後、1週間後位にまた祖父の夢を見たんです。
その夢で祖父は実家の こたつの中に座って微笑んでいたのですが、その祖父の斜め後ろにうつろな顔をした 祖母(祖父の妻で寝たきり状態であった祖母)が横向きに座ってるんです。
そのワン シーンを見てすぐ目が覚めました。
なんとなく嫌な予感がしていたら、しばらくして 実家の母から入院中の祖母が危篤状態だという電話が入りました。
去年の7月に祖父 が亡くなってから半年も経たない間に祖母までも・・・。
しかし、夢でそうなる様な ことをなんとなく察知してた私はそんなに驚きませんでした。
祖父の時の後にすぐに 息子のパスポートを取得しておいたので、今回はすぐに日本に帰国する手配をとり、 帰国しました。
(その時、祖母は小康状態を保っていたのですが、お医者様の話では 11月いっぱいだろうとの話でした。)

帰国した後すぐに病院に向かい祖母に会いに行きました。
母から聞いていた祖母の状 態とは打って変わって元気そうで、10年近く呆けていた祖母にも関わらず、私を理解 する事が出来るほど意識がしっかりしていました。
家族や親戚は祖母がもちなおして る事 に喜んでいましたが、私は夢の事が気になっていたので嫌な予感を拭いきる事が出来 ないでいました。
そして、その予感が当たってしまいました。
祖母はお医者様の言っ ていた通り12月を過ごすことなく、12月の1日の夜に病院で亡くなりました。
その後、お通夜・告別式と行なったのですが、その時祖母の骨壷を納骨する時に、会 う事が出来なかった祖父の骨壷にも会う事が出来たのでした。
(実はお通夜の時に住 職に前回祖父の葬儀に間に合わなかったお詫びをしていた為、住職が私の気持ちを気 遣って納骨の時に祖父の骨壷と対面させてくれる時間を取って下さったのです。)

そ の日(祖母の告別式)は偶然にも祖父の月命日の日でした。
日本滞在中は時間が許す限り祖父のお墓参りもしていました。実家に仏壇があるので 毎朝お線香をあげるのは言うまでもなく日課となってました。
2歳になった息子も見 よう見真似で一緒になって毎朝仏壇の鐘を鳴らして手を合わせていました。
実家の仏壇の真上に祖父の大きな写真を飾ってあったので、毎日のように

「マミーの おじいちゃんだよ。おはようして。」

と息子に言い、息子の方もその写真に向かって 毎朝つたない日本語で

「おいいちゃん(おじいちゃん)、おはよ。」

といって手を 振っていました。
そのせいで、きっと息子は私の祖父の顔を認識していたのではない かと思うのですが、ある日両親と息子と4人でお墓参りに出掛けた時、墓石の向かっ て右側を息子が指差し

「おいいちゃん(おじいちゃん)」

と叫んだのです。前に夫の 方の亡くなった祖父をも見ていたようだった息子なので、息子に

「おじいちゃんがそ こに居るの?」

と聞くと、また

「おいいちゃん(おじいちゃん)」

と言って笑ってそ の方向に向かって手を振るのです。
両親はあまりこういう現象を信じないタイプなの で、全く信じてないようでしたが、私は自分が前に経験したという事もあったので息 子が祖父の事を見えているんだと直感的に信じました。
そう思うとなんとも言えない 気持ちになり、泣いてしまったのです。
その時、全く風が吹いてない状態なのに墓石 の右側に生けてある花だけが(花は両側に生けてあったのですが)横に何度がゆれた ので す。
さすがに両親もこれにはびっくりしていました。
きっと祖父からのサインだった のかもしれません。
私はまた必ず祖父に会いにお墓参りにくる事を約束してアメリカ に帰りました。

長くなってしまいすいませんでした。


<Eちゃん>