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幽霊なんだ

2001/08/19


小さい頃から霊感が強く、特に小学校の4年生の時がピークでした。

怖いものなんだと意識したのもこの頃です。
それまでは、ごく当たり前の事だと思っていました。
私が見るものは、お話の”おばけ”とは違っていて、普通の男の人であったり 女の人であったりと生きている人と何ら変わりなかったのを覚えています。
逆に、友達が怖がっている幽霊と言うものは、もっと違うもので みんなと話している時も一緒になって怖がり、どんなに怖いものだろうと 思っていました。
小学校4年生から塾に通い、帰りも冬場は日没後となることが多くなりました。
家が近いこともあって近所の友達と塾から一緒に帰っていました。
ある日、友達と帰っていると、

「あそこの曲がり角って、チョット怖くない。」

ちょうど街灯の無い曲がり角で真っ暗な場所でした。
そこに一人のおばあさんがいたし、私は全然怖くなかったのですが、友達に合わて

「本当。気持ちが悪いよね。でもおばあさんがいるから...」

当然のこと、友達にはおばあさんの存在は分かりません。
逆に、何、怖いこと言ってるのと文句を言われました。
その時は、友達がおかしいと思っていたのですが何回かこのような事があってから あの人達が、”幽霊なんだ”と気がつきました。
それから意識し始め、よくよく見ると自分たちとチョット違うこともにも気がつき 私の恐怖の対象となりました。
意識しないように努めるとそれらは近寄ってきます。
怖くて怖くて仕方なかったのですが、初潮を迎えてからピタリと見なくなりました。
あのままの状態が続いたらおかしくなっていたかもしれません。

今でも時たま、感じはしますが見ることはありません。

<SAEMIさん>