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お稲荷さんの祟り

2001/11/17


先月、「なんで!?」という話でお世話になりましたあまりです。

「お稲荷さんの祟り」の話です。
そんなに怖くない話なのですが・・・

-*-*-*-*-*-

私の家から歩いて2、3分のところに小さいお稲荷さんがあります。
昔は家の敷地内にあったそうなのですが、 祖母が家にお嫁にきたときには もうお稲荷さんの周りの土地は人手に渡っていて、 他家の地所の中に飛び地のように お稲荷さんのたっている地所が家のものとして残っていたそうです。
そんな理由でか、家から離れてはいるけれど、 うちのお稲荷さんとしてずっとお奉りしていました。

私が小学生の頃、ある日家に帰ってくると 明らかに頂き物と思われる包みがお仏壇にあげてありました。
その当時、家ではお客様におだししたお下がりか 頂き物でしかお菓子を食べさせてもらえなかったので 食後をウキウキしながら待っていました。
食事を終えると私と妹はお仏壇の頂き物を食べていいかと 母にねだりました。
母は

「まあいいけど・・・」

と言葉を濁すようにしました。
私と妹がお仏壇から包みを下げてくると、 祖母が「あける前に」とその頂き物のわけを話しました。

その日の日中、中年の男の人が 奥さんに付き添われてやってきたそうなのですが、 その人の話によると以前、家のお稲荷さんの敷地内で 酔っ払って失礼をはたらいたそうなのです (どうやらおしっこをしてしまったらしいです)。
その後、その人の下半身が原因不明の麻痺状態になってしまい、 思い当たるふしとして家にお詫びにみえたそうです。
私はそんな事したら罰当たるのは当たりまえじゃないかと思いつつ、 しっかり頂いたお菓子は食べました。

この話をお送りするにあたって、 家の者にその男の人のその後を聞いてみたのですが、 その後連絡も無かったのかどうなったかは判りませんでした。
本当にその人の下半身麻痺がその原因かどうかはわかりませんが、 私は今でも

「お稲荷さんの祟り」

だと信じています。

神様には絶対に無礼な事は許されないと思っています。

-*-*-*-*-*-

<あまりさん>