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トンネル

2000/08/23


この前「誰?」という話を書いた高一の女です。

載せて頂いてありがとうござにました。

さて、今回は私も生まれて初めて(?)不思議な体験をしたので話します。

先日、熱海に遊びに行った時のことです。
私の家は沼津側にあり、電車(JR)で熱海に行きました。
私の乗っていた電車は見合い電車(4人とかの席)で、私は窓側の席に座っていました。
けっこう混んでいて、座れない人もいっぱいいました。
だから、座れていただけラッキーでした。

さて、電車は函南から熱海の間を通るトンネルを差し掛かった時のことです。
私は外(トンネルの暗い闇)をずっと眺めていました。
するとトンネルの真ん中くらいで、工事のオジサンらしき人が電車の方を向いて立っていました。
暗くて顔などはよく見えなかったのですが、頭の所に懐中電灯がついていて、光の方向から見ると、うつむいているようでした。
私はその光をずっと目で追いました。
通り過ぎた後、また元の場所に目を戻すと、また同じような光がありました。
でも、作業をしている様子は全く無くやはり同じように少しうつむいているようでした。
そしてまた通り過ぎ、元の場所を見るとまたオジサンが立っています。

それが何度も繰り返されました。
そして4回目くらいになた時に青い雷のような光が電車の前の方で光っていました。
その光に照らされてオジサンの顔も少しずつはっきりと見えてきました。

と、同時にオジサンの顔が段々と上を向いて来ていました。
そして、電車が進むにつれて青い光も濃く(?)なっていきました。
もう少しで光の源に近づきそうで、オジサンを目があいそうな所で物凄く寒くなり私は下を向いて目を瞑って親指をぎゅっと握り締め、早く駅に付くことだけを必死に祈りました。

無事熱海に付くことができましたが、怖くてたまりませんでした。
いったい、あの光と工事の人はなんだったんでしょうか?
途中で誰か他に見ている人はいないかと思い、電車の乗客を見回しましたが、私以外は気がついていなかったようです。
あんなに青く光っていたのに・・・。

そういえば、丹那トンネルと話しがよく似ているのですが・・・どうなのでしょうか?
同じトンネルだったのでしょうか?名前を知らないトンネルだったのでわかりません。

帰りはそのトンネルではない所を通ったので、大丈夫でしたが、今でも怖くて熱海には行けません。。。


<高校生のteryさん>


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お話のトンネルですが、”丹那トンネル” に間違いないでしょう。
丹那トンネルを投稿してくれた人が体験したのと全く同じ体験をした様ですね。
2人の方々が同じ体験をしたと言うことはやはり ”丹那トンネル” には何かが...。

(ちびりん)