硫黄

2007/04/04　

我が家の夏場の必需品でした。

透明な瓶に黄土色の液体。
お風呂に入って、上がる前に洗面器に適量のお湯を入れキャップ一杯の
黄土色の液体を入れます。硫黄ですね。
すぐに、卵の腐ったような臭いが浴室に漂います。
そこにタオルを浸して患部に”ポンポン”と叩くように塗ってゆくのですがその時の
時の強い匂いが忘れられません。

自分は、毎年のことなので嫌な臭いと感じていませんでしたが
友達の中には、”臭いが嫌い”と言う者も多かった。

子供の頃は、季節も夏とあって一日中屋外を駆け回って汗ダクとなりますが
夕方、風呂に入る迄そのままでいると背中、腹回り（特にズボンの跡）、顎の下とか
がもの凄くかゆくなります。
”あせも”ですね。
その特効薬として、風呂上がりに硫黄を付けるのですがなかなかの効き具合でした。

我が家の風物詩と言いましょうか、夏の我が家は硫黄の匂いが漂っていました。

今は、使っていないし薬局などで売っていないようです。
入浴剤など良いものが出回っているので硫黄の需要など無いのでしょう。

あの匂いが蘇ってきます。

注）箱根の大湧谷とかの匂いとも少し違っています。

＜会社員さん＞