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47話



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漫画堂

2001/07/24 


すみません、若輩者なので1970年代なのですが・・・。

駄菓子屋の陰謀について、少し話したいと思います。
私の家の近くにも、「漫画堂」という駄菓子屋がありました。
そこの店主は通称「ヤマンバ」と呼ばれていた?ばぁさんでしたが、やはり我々小学生の溜まり場と化していました。
そこの商品は、賞味期限などまったく無視していたのか、我々子どもの方も賞味期限の存在も知らなかったというか、人気薄の商品は、あたりまえのようにホコリをかぶり、中には、真っ黒に変色?したかっぱえびせんが出てきたことも・・・。

そして事件は起こりました。
私は近所に住む同級生のいとこといつも遊んでいました。
彼は、結構金遣いが荒く私と一緒でないときも、よくその駄菓子屋に通っていたようです。
一回30円のくじ引きで、当たりは二つあり、なんと、(今思えばおそらく300円くらいの)プラモデルでした。
みんなそれがほしくて、競って引いていたものです。

ある日、我々が店に行った時、くじが残り4枚という場面に遭遇して、当然もうすぐ当たりということで、二人で2回づつ引きました。
が、しかし!やはりあたりは出ませんでした。
ガキだった我々はおびえながらヤマンバに講義すると、ヤマンバは、まったくあたりまえのような口調で、

「この当たり景品300円でいいよ、」

と、いとこに耳打ちしてきました。そして私も、

「僕も買う」

と言うと、この子はよく来てくれるから300円、あんたはたまにしか来ないから400円」と言われました。
大喜びで買って帰ったのは言うまでもありません・・・。

<norikoさん>