アンプル剤
2001/01/24
いきなりですが、私が小学校低学年ですからかれこれ、32年位前になるでしょうか。
当時、憧れのものがありました。
父親や男の人が小さいストローで”チューッ”とやっていたものなのですが...。
それは何かというと、薬局に行って立ち飲みするドリンク剤です。
”アンプル剤”
とか言っていましたが、茶色の(今のリポ○タンの瓶の色)6センチぐらいの瓶で先がとんがっていて上から1/3位のところがくびれています。
今のドリンク剤はキャップ(蓋)が付いていますがその瓶には蓋が有りません。
どの様にするかというと先が二股になっている専用の金属の器具で先ほどのくびれた所にはさみ込み、
”キュッキュッ”
とひねるのです。
その後、親指で先端部分を押すと、
”パキッ”
と言う感じで先端部がくびれた部分から折れてしまいます。
その折れた部分は綺麗な穴が開いた形になっていて、そこに小さなストローを挿して
”チューッ”
とやるのです。
残念ながら、風邪薬にもこのタイプが有ったらしいのですが、子供は”子供用の薬(錠剤)”が有った為一度も”アンプル剤”を飲んだことが無かったんですよね。
その後、暫くすると薬局では見かけなくなりました。
あの、
”パキッ”
と言う感じを味わいたかったのですが...。
一つだけ子供心に心配だったのは、
「折った時、ガラスの破片が入らないのかなぁ。ガラスの破片を飲んだら死んじゃうな。」
と言うことでした。
もしかしたら、今でも有るのでしょうか?
<kameさん>