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泥合戦

2003/01/21 


昔は、二手に分かれて泥団子の投げ合いをしたものです。

女の子も混ざって田んぼの近くに捨ててあった藁の束で 基地を作り泥合戦をしていました。
いくつもの泥団子を作り開始と同時に、私が藁の後に隠れている 相手に向って泥団子を投げつけました。
すると

「 キャッ 痛い!」

という女の子の声が聞こえてきました。
なんと運悪く女の子の目に直撃してしまいました。
女の子に、怪我をさせたり泣かせたりするのはその当時、御法度 ( 今でもそう? ) でしたので、泥合戦はその場で、お開きになりました。

手で顔を押さえて、痛がっている女の子の横で私は、冷汗をかいていました。
女の子が失明したらどうしよう、などと考えながら自宅まで送っていきましたが 自分の親に知れたら怒られるし、出掛けていて家の鍵も掛かっていて自宅には 入れない、の声を聞いた私はパニック寸前でした。
家の周りには井戸も水道も無く、困っていた私は、あれこれと考えていました。
すると女の子が

「 これでいいや 」

と、家の庭に転がっていた空き缶の溜まり水で 眼を洗い始めました。
私は思わず、汚っね〜 と勝手な事を思っていましたが 次の日、元気に登校してきた女の子の姿にホッとしたのでした。

女は強いです。


<mirrorzさん>