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2段ベッド

2012/01/07


僕が中学3年のときの話をします。
僕は弟と一緒の部屋で2段ベッドの上段で寝ています。
弟が修学旅行の時、夜一人で寝ていたときのことです。
午前3時ころだと思いますが、ぐっすり寝ているときに
「ガタガタガタ」
ベッドを激しくゆする音と振動で起こされました。
「○芳、うるせ〜ぞ」
大声で怒鳴るとピタッととまりました。
暫くするとまた、「ガタガタガタ」と完全に頭にきて
「うるせ〜て言ってんだろう!!」
とベッドの下の弟を睨み付けるために上半身をぶら〜んと下げたて
覗き込みましたが下段のベッドには誰もいません。
「あっ、今日はいないんだ。」
と気付き怖くなって布団に潜り込むとまた「ガタガタガタ」。
もう、完全に怖くなって布団でじ〜としていると、布団の上から
足をポンポンとたたかれました。もう我慢できなくなって、
「おか〜さ〜ん。おか〜さ〜ん」
と恥ずかしながら大声で叫んでいました。
「バタ〜ン」
とドアを力いっぱい閉めた音がし階段を「トントントンッ」と降りる音がし
暫くして、「どうしたの?」と母がドア越しに声をかけてくくれました。
「いっいっい...今ね、変な...」
と布団を跳ねのけて状態を起こしてドアの方を見るとドアは閉まったまま
暗い部屋がそこにあるだけ。
もう生きた心地がしない状態で布団に潜り込み朝を迎えました。
明るくなり1階に駆け下りまだ寝ている両親を叩き起こし昨夜のことを話すと
その様な大騒ぎは全然気が付かなかったとの答え。
よくこの手の話は、そのまま寝てしまい朝になっていたなどの落ちがありますが
僕の場合は朝まで一睡もできなかったので夢ではありません。

その後、このようなことは一度もありませんでしたがあれは一体なんだったのでしょうか。


<下村さん>


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