見知らぬ女の人

2000/10/25

どうもガル姉です。

毎回楽しく読ましていただいています。
今回は私の体験を投稿させていただきます。

『見知らぬ女の人』

この話は私が中学生の頃でもう６年ぐらい前の話になります。
私はお母さんと母子家庭で祖母の方のマンションに二人で住んでいました。
その時の寝具と言えば二段ベットでした。
いつもは、お母さんが下。私が上と割り当てられてました。
でも、たしか夏の日の夜何故か私は下で寝ました。
そうして少ししてから。お母さんが上に登って寝ました。
私はふっと何かに気付いて目をさましました。
そして、二段ベットの端の方（壁じゃない方）を見たら、そこには逆さ吊りになった女の人が私を覗いていました。
私は心の中で

『おかんまたしょぉ～も無い事して』

って感じで、まったく恐怖感が無くそのまま寝てしまいました。
朝になてお母さんに

『お母さんなんで夜中に私を覗くねん！』

って突っ込んだらお母さんからは

『はぁ？しらんで。私そんなんしぃひんって』

って言われてしまいました。
お母さんは多少若いのでそんなおちゃらけた事もたまにします。
でも、、、良く考えたら、そんな私が寝てる事を知っていて覗く様な事はしないって感じでした。

私はその事を気にしてたのですが気にせず過しました。
そして、二段ベットの位置を奥の部屋から手前の部屋に変えたある夜中に下で寝てるお母さんの悲鳴で飛び起きました。
（マジでこれが飛び起きるなんやってぐらいに）
お母さんは混乱してるのか、私に切れてるんです。

『ちょっと！あんた！いい加減にしいや！！』
『ちょっと！電気つけて！』

ってな具合に。私はいきなり起こされたむかつきとお母さんのシャウト具合に切れて電気をつけて。ベットの下に降りました。
そうして、むかついた私はお母さんに

『なんなん！どないしたん！？』

って聞きましたそうすると、お母さんは吃驚した顔で

『あんた寝てたやんな？』

って普通に質問して来たので。
こっちもビビり

『寝てたに決まってるやろ！』

って言うとお母さんは唖然としてて（しかも、ビビってる）私がまた

『どないしたんやな！』

って聞くと

『今は聞かない方がいいし、一緒に寝て』

って言われて。こっちが違う意味でビビった。（苦笑）

『わけ教えてくれな分からんし』

って言うと

『いやな、、、いきなり目が冷めてさぁーベットの端を見たら逆さ釣りの人が覗いてて。私はてっきりいつもの（当時私もそう言う感じで冗談してた）あんたのいたずらやと、思ったんやけど。あんた、、、寝てたんやんなぁ～』

って言われて。
私は背筋が凍った。そして、その夜は一緒に寝ました。

それから、一回もあの女の人は見てません。
あれは一体なんだったのでしょうか？
話が一本になったとたんにその恐怖が襲ってきたし。
はぁ～。二段ベットの上から吊り下がった形になってたのでもしかしたら、、、寝てた私の横にいったって事になりますね、、、。
それを考えたら怖いっす。

しかも、私が見た時はそのベットの横にすぐ窓があったんですけど、、、その女の人の顔がまったく見えなかった事を覚えてます。

でも、今でもあんまし、恐怖感がないです。

＜ガル姉さん＞