昔 話



軍人将棋

2000/04/04  


長方形の紙の箱の表紙に、白い馬にまたがった将軍(明治時代の野木大将の様な)柄が書かれていて、盤となる紙と5角形の将棋の駒と同じ形の駒が入っていました。

値段は、1日の小遣いでは替えませんでしたが、子供の手の届く値段設定だったと思います。

確か、すぐに駒の1部が紛失してしまい何回か購入したのを覚えています。

駒は、黄色とオレンジ色で、片面は無地、もう片面に各駒の絵柄が書かれています。

大将、中将をはじめとして戦車、飛行機、歩兵、工兵、スパイ等に分かれています。

小さい頃なので、近所のお兄さん達の指示の元、ルールを覚えました。(案外、ローカルルールだったのかも知れません。)

敵味方になり駒を自分の側に並べるのですが全ての駒が分からない様に無地の部分を上に向けておきます。
並べ方により勝敗がかなり左右されます。
盤上には自分と敵の間には空白部分が有りそこに2本(?)の道がありました。そこを通過し敵陣に向かいます。
通常は1駒づつ進のですが”飛行機”のみ好きなとこまでジャンプできたました。

ルールは、各駒に強さがあり、大将が一番強く、中将、少将、大佐の順に弱くなっていきます。
例えば、伏せてある駒が相手の駒の場所に行くとお互いが駒の種類を見せ合い自分が少将、相手が大佐の場合、自分の方が強いので相手方の大佐の駒が盤上から消えると言う具合です。
その後、勝った駒を伏せて同じ事を繰り返します。

大将は、絶対的に強いのですが、地雷とスパイ(歩兵以下の最弱の駒)には弱かった。地雷は、かなりの強さが有ったが工兵には弱かった。(地雷は、工兵に駆除される)

駒の並べ方、駆け引きの仕方がものをいい、色々戦力を立てて対戦しました。
かなり使い込んでいる駒だと、各駒の傷、手垢で何の駒か分かり優勢に勝負を進めることが可能でした。
確かに駒自体安価に作られている様で、柔らかな木材に絵の具で色づけされているので、色があせたり角が欠けたりする事が多かった。
但し、駒を大事にしている子供に限ってこの様な作戦ができました。私の場合は、すぐに一部の駒が紛失してしまい新しいものを買い換えていたのでその秘技を使う事は有りませんでした。

勝敗は、全部の駒を取られるか自分の陣地に進入された時点で決まったと思います。

現在、子供と勝負しようとおもちゃ屋などを探しますが売っていないようです。

あの懐かしい軍人将棋でもう一度遊びたいと思います。






  



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