昔 話



イルカの味噌煮

 


私は、水族館で見るイルカも食卓にのるイルカも両方大好きです。

幼少の頃から、イルカの料理は頻繁に食べていました。逆に、牛肉は食べたことが有りませんでした。

一番好きなのは、ゴボウ、大根等を一緒に煮たみそ煮が大好きです。
その他、イルカステーキ、黒潮干し(イルカの干物)等、いろいろな調理法で食べていました。

最近は、イルカ漁が外部からの圧力で少なくなっているようです。

イルカ漁は、沖から港への追い込み漁から始まります。
港に追い込まれたいるかは、網で出口を塞がれ外洋にはでれなくなります。
そこに、こん棒を持った漁師さん達が海に入り、一匹一匹イルカの頭を殴り致命傷を負わせ岸に上げて解体(腹を開く)するというものです。
この解体によりおびただしいイルカの血が海へと流れて行きます。

夏の日、私たちは海で遊ぶことが多くあります。知り合いの海の家で手漕ぎボートを無料で貸して貰って沖へと向かいます。
沖に行ってボートから飛び込んだり、飛び込んだ奴を置いてボートで逃げたりと楽しく遊んでいました。

たまに、海面がどす黒い色の一帯が現れることが有ります。

「赤潮だ!」
「違うよ、これは、イルカの血だよ」

と友達が教えてくれました。

よく見ると、夏の日差しで泡だち、手ですくえる位の感触で数十メートルに渡って漂っています。生臭い様な、腐ったような臭いも有ります。その場所で、泳ぐ気はしません。

「今日は、イルカが取れたな」

等と話しながら帰宅すると、イルカの味噌煮が食卓にのっています。

イルカの料理は、大好きです。





  



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